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2008年10月 9日 (木)

人身御供

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梶矢神楽団「人身御供」

 初めて見る演目。うろ覚えのあらすじ。宮本左門之助が備後のある村を訪ねると、祭りだというのに村の雰囲気が冴えない。その理由を聞けば、祭礼には毎年18になる娘を人身御供として差し出さねばならないからだという。今年は庄屋の娘が生贄になる順番で、家では親子嘆き悲しんでいるといい、それを聞いた宮本は、庄屋の家に出向く。そして、人身御供というのはおそらく妖怪の仕業に違いないから、自分が身代わりになって妖怪を退治しようと申し出る。はたして狒々のような妖怪があらわれ、宮本はこれを退治して一件落着。あってるかな。
 さて、この演目は、備後神楽から導入したものらしい。他に備後から取り入れた演目として、「坂田峠」「恵比寿」などがある。あと、たしか佐々木順三先生などは舞ぶりにも備後神楽の影響があると書いておられた。芸北神楽というと、石見から伝わったと言って片付けられがちだけど、実際には石見をベースにしつつも備後神楽や出雲神楽、それからもとから安芸に伝わっていた神楽などの影響が複雑に絡み合って出来あがっていると思う。芸北神楽も奥が深いのだ。と、そんなことを考えながら見た。

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